2021年06月30日

zoom F6を買った

録音するときにクリップしないように音量レベルを調整する訳ですが、どうしても余裕を見て設定することが多くなってしまいます。24bitで録音する場合は ある程度音量を小さめにしても音質の劣化は少なく抑えることができますが、可能であればクリップギリギリで録音したいものです。
ダイナミックレンジを広くできる録音方法として、32bit floatがあります。この録音が可能な装置は高いと思っていたのですが、探してみるとzoom F6が比較的安価で、しかも小型に作ってあってフィールドレコーディングが可能となっているようです。
買うかどうしようか迷っていたのですが、突如、録音の話が来たので買ってしまいました。
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この機種の特徴についてはネットに色々上がっているのですが、なんといっても32bit floatで録音できるため、最初にある程度適当にレベル調整しておけば あとは録音の開始、停止だけをすることになります。また、LRトラックをON (LRファイルを作成する機能らしい) にしなければ6ch同時に192kHz32bit floatで録音可能です。その他にも便利な機能が組み込まれていて、高音質で気楽に録音したい人にはお勧めのレコーダーです。

試しにスピーカーにマイクを極端に近づけて、通常だとクリップするレベルで録音してみました。ピークレベルが+32.5dBなので、DR-100などのPCMレコーダーでは完全に音割れする状態です。
通常だとクリップ状態で録音s.jpg

このファイルをsoundengineで音量レベルを-36dB下げてみました。
-36dB処理s.jpg

このファイルを再生してみると、音割れすることもなく普通に聞くことができます。
私の今までの感覚だと信じられないことです。なかなか素晴らしいレコーダーです。

音質ですが、ほぼ同じマイク、ほぼ同じ録音位置で TASCAM DR-70と比較してみました。TASCAMは少し柔らかめの音、ZOOM F6は少し硬めの音ですが、大きな違いはないように思いました。

posted by lobs at 16:03| Comment(0) | 録音

2021年05月04日

hakko T18-S4 と goot PX-60RT-S4

常用しているはんだゴテは、ヒータをPX-60Hに入れ替え、コテ先をPX-60RT-S4にして、自作の温調を接続しているCXR-31です。しかし自作である温調部分のサイズが大きいので持ち運び用には温度調節ができるようにしたgoot PX-238 1本にしていました。ところが、基板のメンテナンスする場合は部品を外すことがあり、はんだゴテが2本あったほうが便利です。
最近、メルカリでhakkoのFX-600が安く出ていたので持ち運び用に使えるかなと思い、買ってみました。
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FX-600を選んだ理由の一つが、コテ先にT18-S4があることです。S4タイプのコテ先は、熱が伝わり易いせいなのか大きな部品のはんだ付けや熱が逃げ易い部分のはんだ付けでもなんとか対応できます。また、先端が尖っているのでチップ部品のはんだ付けも楽にできます。
左側がPX-60RT-S4、右側がT18-S4です。
2021-05-04_06-58-49s.jpg

ネットの情報によると、この両者は互換性があるようです。しかし、今までは比較できるはんだゴテがなかったので確認できていませんでした。今回、FX-600が入手できたので比較してみました。
コテ先の互換性で問題になるのがヒータ部分への収まり具合になります。この部分が大きく違っていると温調が効き難くなったり、熱容量が足りなくなったりします。
コテ先がヒータ先端部分を覆う長さ(hakkoだと固定パイプ、gootだとスペーサと呼んでいる部品の先端からヒータ先端までの長さ)を比べてみると、写真のように殆ど同じであることが分かりました。これであれば、問題なく使えそうです。
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S4タイプのコテ先が使えるはんだゴテを持ち運び用に使えるようになったので、荷物の量を減らせるし、作業も楽になりそうです。
posted by lobs at 07:47| Comment(0) | はんだごて

2021年04月24日

マイクアンプ用カスコード接続アダプタ

以前から作っているXLRコネクタ内蔵基板ですが、下記URLのようにドレイン出力になっていてケーブルが長くなると高域が落ちてきます。
http://minor-audio.sblo.jp/article/185113643.html

このために、下記URLのようなエミッタフォロワ出力タイプの基板を作ったのですが、ベース抵抗を大きくしたせいか音質的に好みではありませんでした。
http://minor-audio.sblo.jp/article/187614005.html

次に、p-cHタイプのFETを使った回路を考えたのですが、使えそうなFETは製造中止になっていて入手困難です。この話を三太郎さんにしたら、n-cHのFETを使ったカスコード接続にしたらというアイディアが出てきました。n-cHのFETだと2SK880のチップFETが使えますので、XLRコネクタ内部に収めることは容易になります。
https://heng-rimo.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-f5cb13.html

そこで、基板を作ってみることにしました。
回路図は以下のようになります。
MIC_FET_cascode_13As.jpg

いつものように、Fusion PCBに発注して出来上がってきました。
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カット後の基板です。サイズが小さいので大量に出来上がります。
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この基板をXLRコネクタに組み込んでみました。
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この基板を川崎G寺O和尚に提供したら、謎のアダプタに組み込んで作り上げていました。このアダプタを使って継ぎ足しで50mにしたケーブルで実験してみたところ、アダプタの有無で20kHzのノイズレベルに違いが出ました。アダプタありの50mケーブルとアダプタ無しの1mのケーブルの場合とでは殆ど差が無いので、カスコード接続アダプタの効果はあるようです。
次回は、100mのケーブルで実験してみようかと思っています。
posted by lobs at 18:31| Comment(0) | 録音