2017年10月15日

10kΩバージョン製作

音がどう変わるか知りたいということと、少しインピーダンスの高いアッテネータがあってもいいだろうと思い、10kΩバージョンのリレー式アッテネータを追加で作ってみました。
実は10kΩの場合は、下記URLの計算値だとE24系列でも段差が出てしま計算結果になります。E12系列だとなおさら段差がひどくなるだけでなく、ガタガタの線になります。
http://www.eijndhoven.net/jos/attenuator-calculator/index.html
E12系列を指定した場合の抵抗値は以下のようになります。
att_10k_E12.JPG

この条件で計算した結果が以下のようになります。
10k_E12_負荷20k.jpg

Bispaの抵抗は基本がE12系列なので、このままではちょっと使えないレベルです。但し、Bispaには変な抵抗値があったりするので、それを入れてやり繰りしてみました。
その結果が以下のようになります。9kΩは18kΩをパラにして使います。4kΩは、オーディオ用の抵抗にあったのでこれを使います。
10k_BISPA定数.jpg

この場合の計算結果を以下に示します。
10k_BISPA_負荷20k.jpg

だいぶ直線性が改善されることが分かります。

基板に抵抗を実装したときに、18kΩをパラにしている様子です。
DSC_0149s.jpg

組み上げた後に、入力から1kHz、3Vの信号を入れ、ミリバルで減衰特性を測定してみました。アッテネータの電源はトランス式のACアダプタです。計算結果と一緒にグラフにしてみるとほぼぴったり重なります。重なってしまっているので、赤の線が一本だけに見えますが、二本の線をプロットしています。
なお、計算ですが前段のアンプの出力抵抗は約2Ω、後ろにはミリバルが繋がるので負荷抵抗は大きめの値の100kΩを入れています。後ろのアンプの入力抵抗が大きいので、20kΩの場合と比較するとすこし凹凸が出ます。
10k_BISPA計算値-実測値.jpg

-63.5dBでは信号レベルが1.5mVになりますが、ノイズの影響をあまり受けずに測定できました。また、計算結果と実測値がほぼ重なることから、精度の良い抵抗を使えば計算だけでも減衰特性を判断してよいことが確認できました。
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2017年10月09日

LOG-ATT-V3用のACアダプタとリモコン

LOG-ATT-V3には、トランス式のACアダプタの方がノイズの心配がなく安定して使えるのですが、適切な電圧のものがなかなか見つからないという問題があります。スイッチング電源のものだと電圧が決まっているので迷うことはないのですが、トランス式だと表示の電圧と無負荷時の電圧が大きく違っていて、実際に使ってみないと分かりません。
今日は古い仲間と会う用事があって秋葉原に出かけたので、ジャンク屋でACアダプタをいくつか買ってみました。その結果、写真の4.5Vのものが無負荷時に7Vくらいで丁度いい感じです。
ついでに、倉庫で品物を広げているジャンク屋でリモコンを見つけたので買ってみました。こちらもNECフォーマットで使用できるし、サイズが大きめなので扱い易く便利に使えそうです。
DSC_0156s.jpg

秋月では、真鍮製の垂直取り付け用ブロックを買いました。これは、表示基板に付けるブロックを金属製のものに変え、L金具を付けて気持ち補強してみようと思ったからです。しかし、殆ど効果はないようでした。残念!!
あと、ロータリーエンコーダが動作するときの色を逆にしてみました。基板上の1kΩをクロスさせるといいのですが、元の状態に戻せるようにピンソケットを基板に付け、ピンヘッダに抵抗を載せました。しかし、こちらも気持ち好みになったかなという程度で、元の状態でも良かったかなという感じです。
DSC_0152s.jpg
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2017年10月01日

I氏のLOG-ATT-V3完成

9月30日にI氏設計のリレー式抵抗切替アッテネータLOG-ATT-V3の製作会がありました。当日はサポートに回る必要があるので、私の分は前の日の夜に製作して動作確認までしておきました。ただ、リモコンの設定が分からないのと、前面パネルの化粧に使う塩ビシートの接着につかう両面テープが手元になくて、30日にI氏のお世話になりました。
完成したリレー式アッテネータです。手作りアンプの会標準セットと少し違っているのは、アッテネータ部分の抵抗がBISPAのLGMSFになっています。また、表示器は有機ELに変更しており、ここの3.3V電源には220μFを追加しました。見えないところでは、マイコンの裏に0.1μFのチップコンデンサを追加しています。
DSC_0138s.jpg

表示器が有機ELなので、コントラストが高く見やすくなっています。老眼に優しい仕様になっています。
DSC_0146s.jpg

あと、U氏設計のR-2R DACの後にこのアッテネータを入れ、ヘッドホンアンプで聞いてみるとハムが目立ちました。そこで、電源を手元にあったトランス式ACアダプタに変えてみたところ、気にならない程度になりました。試したものは、SONYのAC-64N、詳細不明な4.5V250mAですが、両方共同じ結果でした。
ただ、SONYのAC-64Nは無負荷時の電圧が9Vくらいあるので、リレーの電源としてはちょっと電圧が高すぎる感じです。一方、4.5V250mAのアダプタは、無負荷時に6.4Vで丁度いい感じだったので、こちらを常用にすることにしました。
DSC_0136s.jpg

リモコンは、市販のテレビ用の中古品をいくつか試したのですが赤外線の周波数帯域が合わないのか、リモコンの出力が弱いのか、近くで操作しないと応答してくれません。そこで、手元にあったaitendoのRC-4Uを試したところ、かなり離れても応答してくれます。これを使うことにしました。I氏のお勧めはaitendoのRC-C100ということですので、新たに買うのであればこちらがいいでしょう。

音質を細かく比較できる条件が整っていないので第一印象ですが、素直な音です。リレー式だと音量の上げ下げでカクカクしそうなイメージがありましたが、全くそういうことは無くて滑らかに音量が変化して行きます。また、色々細かい設定ができるように設計されていて便利です。
今回は、I氏のご厚意でほぼ原価で部品セットを配りました。しかし、お礼もできない状態がいいかどうかは問題があります。もし、次回があるとすれば、配布する価格を上げることになりそうです。
posted by lobs at 12:16| Comment(0) | リレーアッテネータ