2021年10月09日

AMT YDG40-01を使ってみた

AMT YDG40-01は いわゆるハイルドライバーで、直径が40mmの小さなツィータです。これを、パイオニアのS-N701LRのツィータに置き換えてみました。 このS-N701LRは、昔、ツィータを壊してしまい、とりあえずFOSTEXのPT-20に置き換えてあったものです。しかし能率の差が大きいため高音が不足気味になっていたものです。しかも今回の改造で気がついたのですが、間違えて正相で接続していたため2kHz付近の落ち込みが大きくなっていたらしく実力を発揮できていませんでした。
20211002_PT20.jpg

AMTのYDG40-01はaliexpressで購入しました。4Ωと8Ωがあるのですが、とりあえず8Ωにしてみました。到着した状態です。
2021-10-02_13-03-32_s.jpg

ユニットは、Dayton AudioのAMT Mini-8にそっくりです。
2021-10-02_13-04-33S.jpg

値段が安いのでバラツキが心配でしたがS-N701LRの上に仮置して音出しし、比較してみたところ、気になるような差はありませんでした。(PT-20には蓋をして影響しないようにして測定しています。)
この時に、3.3uFのコンデンサを直列に入れたつもりで測定していたのですが、気がついたら入れ忘れていました。それでも、壊れなかったようで、問題なく使用できています。ハイルドライバーなので、振幅が飽和しても隣の線と接近するだけになるので、低域の入力に対して強いのかもしれません。

また、音圧は偶然ですが、S-N701Lのウーハーとほぼ同じレベルでした。これだったらコンデンサ一個のハイパスフィルタだけで済んでしまいます。

ハイパスフィルタ無しで正相接続した時の特性を下図に示します。つまり、S-N701LのウーハーとYDG40-01をパラに接続した状態です。2kHz付近の落ち込みと、4kHz付近の山があります。
20211002_ATM_N.jpg

ハイパスフィルタ無しで逆相接続した時の特性です。2kHz付近の落ち込みが抑えられ、4kHz付近の山が無くなっています。ちなみに、3.3uFのコンデンサを直列に入れると正相と逆相の差は殆ど無くなります。しかし、逆相で接続すべきだろうと思われます。
20211002_ATM_R.jpg

木の板を加工してアダプタを作り、YDG40-01を取り付けるようにしました。工作途中の写真を撮り忘れてしまったので、完成した状態の写真だけ載せます。
2021-10-09_17-16-57s.jpg

ツィータのハイパスフォルタに3.3uFを入れ、組み立てた状態の特性です。スピーカーの置き場所の関係で低域の特性が違っていますが、高域側はPT-20を付けていた時に較べると伸びています。
20211009_right_33uf.jpg

音出ししてみると、特性の違いが出ていて高音が出ます。また、ハイルドライバーなので柔らかく綺麗な音になっていました。
【スピーカの最新記事】
posted by lobs at 19:31| Comment(0) | スピーカ

2021年07月22日

雷の録音

ちょっと前になりますが、雹と雷が家の辺りを通り過ぎたときに雷を録音してみました。マイクは自作したバウンダリーマイクで、雨風が当たらない窓枠に載せた状態にしました。レコーダーはzoom F6です。雷のようにピークレベルが予想できないような音源だと32bit float録音が威力を発揮します。
録音後にファイルをsoundengineに読み込ませて、近くに雷が落ちたときの録音波形を切り出してみました。ピークレベルが30.07dBとなっていて、通常のレコーダーだと完全にクリップしている状態です。
ss013s.jpg

soundengineで-31dBの音量処理をしてみたときの波形です。
ss014s.jpg

見事にクリップしていない波形になりました。
近くに雷が落ちたときは雹が降っていて、雹が壁などにぶつかる音がかなり大きく聞こえていました。これを雷の音がクリップしないレベルまで音量を下げる処理をすると、かなりボリュームを上げないと雹の音が聞こえなくなります。しかし、ヘッドホンで雹の音が聞こえる状態で聞いていると、雷のときに耳が痛くなります。

この部分前後を44kHz16bitにしたデータを下記URLにアップしました。長さは15秒くらいで、雷は3秒あたりからです。
210711_17_08_44k16bit_blog.wav

zoom F6の32bit float録音では、初期の音量レベルを適当に設定しておけば、ダイナミックレンジの広い音でもクリップすることなく録音できてしまいます。しかも192kHzで6ch録音ができるので、生録に使ったときの威力はすごいです。
posted by lobs at 18:50| Comment(3) | 録音

2021年06月30日

バウンダリーマイクの製作

三太郎さんが使っているバウンダリーマイクの録音を聞いてみると、スタンドマイクに較べて間接音が少ないせいか音がクリアです。そこで、バウンダリーマイクを作ってみることにしました。三太郎さんが板材、川崎G寺O和尚が非鉄金属で作っているので、違う材料ということでゴム板を選んでみました。カインズ昭島店に厚めの防振ゴムがあったので、それを加工します。マイクカプセルは銅管に収める形にし、銅管を通す穴をゴム板に開けます。また、基板を納めるスペースが必要になるのでその部分を削ります。ゴムの弾力性が邪魔をして削るのは精度が出ませんが、なんとか削りました。
2021-06-26_19-26-38s.jpg

マイクカプセルは銅管に入れますが、銅管の底の部分は下側のゴム板に当てるので配線を引き出す切り欠きを作ります。
2021-06-27_16-55-52s.jpg

シールドは銅箔テープを貼り付けて、アースに接続しました。はんだ付けが簡単にできるので、リード線の引き出しも容易です。
2021-06-27_18-48-29s.jpg

マイクカプセル、基板、配線を繋いで動作確認をします。
2021-06-30_09-50-18s.jpg

今回使った基板は、差動の2SK880にソースに抵抗を入れたものです。2SK879を使った場合とゲインはほぼ同じですが、無選別でFETのバラツキを抑え込めないかということを考えてみました。結果的に、電流の違いは小さくなっていました。
21_ATTs.jpg

基板とシールドが接触してショートすると動作しなくなりますので、ポリエチレンのシートを使って絶縁します。
2021-06-30_11-25-42s.jpg

基板、マイクカプセルを入れた銅管、配線などは固定していません。上側のゴム板を被せて納めます。銅管を入れる穴は、銅管を入れやすくするため下側を広くしてあります。
組み立てた状態です。
2021-06-30_11-37-03s.jpg

裏側は、ダイソーの防振剤をはめ込んでいます。
2021-06-30_14-44-42s.jpg

動作確認しています。特に問題なく動作し、ノイズも大丈夫でした。
2021-06-30_11-51-32s.jpg

ゴム板はある程度の重みがあって、強度もそれなりにあります。踏まれても耐えられそうなマイクに仕上がったようです。
posted by lobs at 17:47| Comment(0) | 録音