2019年08月25日

アッテネータ抵抗入WM-61A改用XLRコネクタ内蔵アンプ基板

だいぶ前の話になりますが、7月20日の手作りアンプの会三土会で三太郎さんがジャズの録音をしたところ、音量が大きすぎてクリップしてしまうということを話していました。解決案として考えられるのは、
1.差動の片側の入力を接地してゲインを6dB落とす(今まで作った基板を流用可)、
2.差動出力の反転、非反転の間に抵抗を入れる(今まで作った基板を流用可)、
3.差動のソース側に抵抗を入れる(基板を作り直す)、
があります。三太郎さん的に1は不可ということです。かといって、2だと負荷が重くなり過ぎて音質が劣化する可能性があります。そこで、3の方法を採用することにして基板を作りました。
回路は定数が決定していない段階ですが、以下のようにしました。
201907-WM61A-m-23D_ATT-K879-1.jpg

C4が載っている面のパターンは以下のようにしました。
201907-WM61A-m-23D_ATT-K879-2.jpg

この基板ではFETに2SK879を使うバージョンだけになりますので、余った部分ににはダイナミックマイク用のアンプ基板で長さを18mmにした基板を面付で発注しました。三太郎さんの基板は23mmなので、面付のルールに合っていません。しかし、オンラインで受け付けてくれたので、どんなふうに出来上がってくるのか心配していました。
出来上がってきた基板を見ると、Fusion PCBで手直ししてくれたようで、あちこち線が無くなっています。しかし、切断するには問題ないように仕上がっていました。
DSC_1362s.jpg

基板を切断している様子です。作る基板の幅が10mmちょっとなので、それに合うようにガイドバーを調整して切っていきます。
DSC_1372s.jpg

幅方向はガイド無しで切ることができました。最後に、斜め部分をカットしていきます。これは、アングル付きのガイドが便利に使えました。
DSC_1376s.jpg

三太郎さんには最適な回路定数と決めてもらいましたので、近いうちに製作する予定にしています。
posted by lobs at 18:45| Comment(0) | 録音

2019年08月15日

MusicBeeとVolumioの連携

手元にあるRaspberry Piですが、Model B、Model 2B、Model 3B+に増えてきました。これに載せているDACはI氏が配布した基板と、SPDIF出力用のPiFi Digi基板を使っています。
DSC_1393s.jpg

普段はModel BにPifi Digi基板を載せたものにVolumioでインターネットラジオを聞いています。プラグインを使うと文化放送とか日本放送なども聞くことができるので便利です。
また音楽ファイルを再生するときは、Raspberry Piに接続したUSBメモリに入れたファイルを使っています。ただ、USBメモリにFLAC形式で入れているので容量の範囲内に格納できる音楽ファイルが限られます。このため、音楽を再生している時にPCに格納している音楽ファイルを再生してみたいと思うことがあります。
もちろん、ネットワークで繋がっているので音楽ファイルをRaspberry Piに転送すればいいのですが、USBメモリやSDカードの拡張部分の容量がぎりぎりだったりすると転送は難しくなります。また、NASを使う方法もありますが、ネットワークのセキュリティが危なくなっている時代ですので家庭内のネットワークであってもNASを置くのは抵抗があります。
Volumioに外部から音楽信号を転送する方法にはiphoneだとAirplay、androidのスマホだとHi-Fi castなど色々あります。しかし、windowsを調べてみると需要が限られるせいか意外と少ない印象です。
情報があったのはSonyのMedia GoとMusicBeeあたりです。Media Goは既に配布が終了しているので、MusicBeeを使ってwindowsPCからVolumioに音楽データを送り、再生する方法を試してみました。
MusicBee(https://getmusicbee.com/)と
MusicBee用のUPnP/ DLNAプラグイン(https://getmusicbee.com/addons/plugins/11/upnp-dlna-device-support/
をダウンロードし、まずMusicBeeをインストールします。次に、MusicBeeのPluginsフォルダにUPnP/ DLNAプラグインを解凍した mb_Upnp.dll を入れます。
musicbee00s.jpg

MusicBeeを起動して左上のメニューから設定ボタンを押し、
musicbee02s.jpg

プラグインを見ると、MusicBee UPnPが追加されています。
musicbee01s.jpg

Raspberry Piを起動してVolumioを立ち上げ、ネットワークからアクセスできる状態にして、MusicBeeの設定からプレーヤーを選びます。出力の中にVolumioが見えるようになっているので、Volumioを選択します。MusicBeeはVolumioに音楽を転送するだけに使いますのでこのようにしています。ちなみにPCで音楽を聴く場合はFoobarを使っています。
musicbee03s.jpg

この状態でMusicBeeで音楽を再生するとVolumioが動いているRasiberry PiのDAC出力から音が出ます。
musicbee04s.jpg

Volumioの状態を見ると、MusicBeeで再生している音楽データが転送されてきていることが分ります。
musicbee05s.jpg

これらの作業の中で気がついた点ですが、一回目の音楽ファイルを再生する時に頭の部分が再生されなくなることがあります。この現象はRaspberry Piの性能に依存するようで、Model 3B+だと問題になりませんが初期のModel Bだと使えないレベルです。まあ、ラジオを聞くとか、連続で音楽ファイルを再生するときは大丈夫ですが・・・・

以上のような作業で、Raspberry Pi+Volumioがより便利に使えるようになりました。試聴会で使うとか、色々な用途がありそうです。
posted by lobs at 17:55| Comment(0) | ネットワークプレーヤ

2019年07月15日

ダイナミックマイク用XLRコネクタ内蔵アンプの基板設計

だいぶ前に、FOSTEXのM505用マイクグリルインナースポンジのことを書きましたが、このマイクを高音質で使うためにXLR内蔵アンプが使えないか考えていました。
http://minor-audio.sblo.jp/article/185448422.html
昔は「SM57」の本体に内蔵されているトランスをアンプに置き換えた「V.I.R 57TL」があったようなのですが、マイク本体を改造するのはちょっと抵抗があります。マイク本体の直近にマイクアンプを付けてみたらどうなるのかということを試してみたいのです。マイク直近で信号電圧を増幅すれば、音質の劣化を防ぐことができる可能性があります。
回路は、WM-61A用のXLR内蔵アンプを少し変更すればそのまま応用できます。
D23sch_s.jpg

基板サイズは、10mm×23mmにしています。このサイズのアンプは三太郎さんに作ってもらっているので、XLRコネクタ内部に収まるはずです。
回路の割に基板が大きめになったのは、
(1)回路図のC4に使える表面実装の小型ケミコンが高価なので、通常の小型円筒形OSコンにしたこと、
(2)電源電流が、逆方向に流れる部分をなるべく少なくするようなパターンにしたこと、
(3)パターン剥離が起こりやすい端子部分、ケミコン部分については、片面のはんだ不良が起こってもそれをカバーするビアを入れたこと、
などのためです。
D23brd_s.jpg

基板はいつものFusionPCBに発注しました。面付で多数の基板をまとめているので、届いたらまた切断作業が待っています。
posted by lobs at 17:00| Comment(2) | 録音