2021年10月09日

AMT YDG40-01を使ってみた

AMT YDG40-01は いわゆるハイルドライバーで、直径が40mmの小さなツィータです。これを、パイオニアのS-N701LRのツィータに置き換えてみました。 このS-N701LRは、昔、ツィータを壊してしまい、とりあえずFOSTEXのPT-20に置き換えてあったものです。しかし能率の差が大きいため高音が不足気味になっていたものです。しかも今回の改造で気がついたのですが、間違えて正相で接続していたため2kHz付近の落ち込みが大きくなっていたらしく実力を発揮できていませんでした。
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AMTのYDG40-01はaliexpressで購入しました。4Ωと8Ωがあるのですが、とりあえず8Ωにしてみました。到着した状態です。
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ユニットは、Dayton AudioのAMT Mini-8にそっくりです。
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値段が安いのでバラツキが心配でしたがS-N701LRの上に仮置して音出しし、比較してみたところ、気になるような差はありませんでした。(PT-20には蓋をして影響しないようにして測定しています。)
この時に、3.3uFのコンデンサを直列に入れたつもりで測定していたのですが、気がついたら入れ忘れていました。それでも、壊れなかったようで、問題なく使用できています。ハイルドライバーなので、振幅が飽和しても隣の線と接近するだけになるので、低域の入力に対して強いのかもしれません。

また、音圧は偶然ですが、S-N701Lのウーハーとほぼ同じレベルでした。これだったらコンデンサ一個のハイパスフィルタだけで済んでしまいます。

ハイパスフィルタ無しで正相接続した時の特性を下図に示します。つまり、S-N701LのウーハーとYDG40-01をパラに接続した状態です。2kHz付近の落ち込みと、4kHz付近の山があります。
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ハイパスフィルタ無しで逆相接続した時の特性です。2kHz付近の落ち込みが抑えられ、4kHz付近の山が無くなっています。ちなみに、3.3uFのコンデンサを直列に入れると正相と逆相の差は殆ど無くなります。しかし、逆相で接続すべきだろうと思われます。
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木の板を加工してアダプタを作り、YDG40-01を取り付けるようにしました。工作途中の写真を撮り忘れてしまったので、完成した状態の写真だけ載せます。
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ツィータのハイパスフォルタに3.3uFを入れ、組み立てた状態の特性です。スピーカーの置き場所の関係で低域の特性が違っていますが、高域側はPT-20を付けていた時に較べると伸びています。
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音出ししてみると、特性の違いが出ていて高音が出ます。また、ハイルドライバーなので柔らかく綺麗な音になっていました。
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2020年08月03日

SX-500の吸音材変更

だいぶ前に入手していたマイクロファイバーの吸音材があります。SX-500に使おうと思っていたのですが、なかなか手がつかないまま時間が過ぎてしまいました。ちょっと前になりますが、この吸音材をSX-500に入れてみました。
SX-500一台分に使うマイクロファイバーの吸音材です。
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ツィータ側に半分くらいを押し込んだ状態です。
DSC_1688s.jpg

続いて、ウーハの背面側に押し込みます。マイクロファイバー吸音材の量が多目だったので、エンクロージャの中が窮屈になってしまいました。
DSC_1689s.jpg

元々入っていた吸音材をエンクロージャの脇に置いてみました。量は少な目です。おそらく、高性能な吸音材なのだと思われます。
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吸音材の量が多くなったので、低域側がダラ下がりになっている可能性があるので、簡単に測定してみました。部屋とか置き方の影響があるのですが、50Hzくらいまでぎりぎり再生できていて、その下は急激に落ちています。吸音材が多すぎるということではなさそうです。
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音楽を聴いた感じでも低域側の帯域が狭くなった感じはありませんが、吸音材を変更する前よりもスッキリした感じになったような気がします。
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