録音後にファイルをsoundengineに読み込ませて、近くに雷が落ちたときの録音波形を切り出してみました。ピークレベルが30.07dBとなっていて、通常のレコーダーだと完全にクリップしている状態です。

soundengineで-31dBの音量処理をしてみたときの波形です。

見事にクリップしていない波形になりました。
近くに雷が落ちたときは雹が降っていて、雹が壁などにぶつかる音がかなり大きく聞こえていました。これを雷の音がクリップしないレベルまで音量を下げる処理をすると、かなりボリュームを上げないと雹の音が聞こえなくなります。しかし、ヘッドホンで雹の音が聞こえる状態で聞いていると、雷のときに耳が痛くなります。
この部分前後を44kHz16bitにしたデータを下記URLにアップしました。長さは15秒くらいで、雷は3秒あたりからです。
210711_17_08_44k16bit_blog.wav
zoom F6の32bit float録音では、初期の音量レベルを適当に設定しておけば、ダイナミックレンジの広い音でもクリップすることなく録音できてしまいます。しかも192kHzで6ch録音ができるので、生録に使ったときの威力はすごいです。