2018年06月05日

中華製ファストリカバリダイオードUF-4007の逆回復特性 その2

前回の記事では電流の値がばらばらだったので、0.25Aくらいに揃えたときの波形を調べてみました。電流を0.25Aくらいにしたのは、補助アンプの出力段に負荷がかかると発熱で壊れる心配があったためです。
回路は以下のようになります。
OUT1+とOUT1-の電圧が大体0.5Vくらいになるように発振器を調整し、ダイオード両端の電圧波形をOUT2+、OUT2-で測定してみました。
Diode測定回路.jpg

まず、中華製のUF-4007です。
UF-4007s.jpg

続いてUF-4005
UF-4005s.jpg

ショットキーダイオードの11EQS10
11EQS10s.jpg

最後に1N-4007
1N-4007s.jpg

結論は変わりませんが、こちらの測定結果の方がショットキー、ファストリカバリーダイオード、汎用品の差がはっきりしました。
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2018年06月03日

中華製ファストリカバリダイオードUF-4007

はんだごて温度コントローラ基板で使う整流用ダイオードのうち、1本は足の長いというか昔は普通の長さだったものを使うようになっているのですが、電流は少ない場所なので、せっかくならファストリカバリダイオードを使って、気分だけでも性能を上げたような雰囲気を味わいたいと思っています。
しかし、最近、秋月で売られているファストリカバリダイオードは足の短いものが多くなっています。このため、汎用の1N-4007を使ったりしていましたが、なんとなくスッキリしません。
足の長いファストリカバリダイオードを探してみたら、例によってAliexpressでUF-4007を見つけました。箱入り1000本で12ドルです。しかも、足の長さは昔のままのようです。早速購入してみました。
DSC_0092s.jpg

DSC_0094s.jpg

master instrumentという会社の製品のようで、まともなように見えます。
20本ほど抜き出して、280V印加した時の逆方向電圧を測ってみると、0.01〜0.02μAと優秀な値です。しかし、1本だけ製品のDatasheetぎりぎりの0.2μAというものもありました。順方向電圧は、0.09Aを流した時に0.86〜1.0Vで、Datasheetのスペック以内です。まあ、十分使えるようなスペックです。

しかし、本当にUF-4007なのか不安が残ります。master instrumentは1N-4007も製品の中にあるので、それと混ぜられても外観では分かりません。そこで、Analog DiscoveryとFRAplusアダプタと最近作った補助アンプを使って簡単に測定してみました。
機器の接続は以下のようにしています。図中のBuffer Ampが補助アンプです。
Diode測定回路.jpg

100kHzの矩形波を±1Vで出力し、2Ωの抵抗で電流制限してダイオードの両端の波形を観察しました。反射波形が出ていて、正常に測定できていないことは無視してください。
問題のUF-4007です。
UF4007s.jpg

続いて、手元にあったUF-4005
UF4005s.jpg

ショットキーダイオードの11EQS10
11EQS10s.jpg

比較のため、手元にある汎用品の1N-4007です。
1N4007s.jpg

比較してみると、UF-4005と同じような波形になっています。また、ショットキーの11EQS10とも近い波形です。これに対して汎用の1N-4007とは明らかに違っています。
この結果から、一応、ファストリカバリダイオードらしいということが分かりました。安心して使っていいようです。
あと、Analog Discovery用に作った補助アンプは、スピーカーのインピーダンス測定では性能を発揮できませんでしたが、このような使い方ができるので、色々役立ちそうです。
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