はんだごて温度コントローラ基板で使う整流用ダイオードのうち、1本は足の長いというか昔は普通の長さだったものを使うようになっているのですが、電流は少ない場所なので、せっかくならファストリカバリダイオードを使って、気分だけでも性能を上げたような雰囲気を味わいたいと思っています。
しかし、最近、秋月で売られているファストリカバリダイオードは足の短いものが多くなっています。このため、汎用の1N-4007を使ったりしていましたが、なんとなくスッキリしません。
足の長いファストリカバリダイオードを探してみたら、例によってAliexpressでUF-4007を見つけました。箱入り1000本で12ドルです。しかも、足の長さは昔のままのようです。早速購入してみました。


master instrumentという会社の製品のようで、まともなように見えます。
20本ほど抜き出して、280V印加した時の逆方向電圧を測ってみると、0.01〜0.02μAと優秀な値です。しかし、1本だけ製品のDatasheetぎりぎりの0.2μAというものもありました。順方向電圧は、0.09Aを流した時に0.86〜1.0Vで、Datasheetのスペック以内です。まあ、十分使えるようなスペックです。
しかし、本当にUF-4007なのか不安が残ります。master instrumentは1N-4007も製品の中にあるので、それと混ぜられても外観では分かりません。そこで、Analog DiscoveryとFRAplusアダプタと最近作った
補助アンプを使って簡単に測定してみました。
機器の接続は以下のようにしています。図中のBuffer Ampが補助アンプです。

100kHzの矩形波を±1Vで出力し、2Ωの抵抗で電流制限してダイオードの両端の波形を観察しました。反射波形が出ていて、正常に測定できていないことは無視してください。
問題のUF-4007です。

続いて、手元にあったUF-4005

ショットキーダイオードの11EQS10

比較のため、手元にある汎用品の1N-4007です。

比較してみると、UF-4005と同じような波形になっています。また、ショットキーの11EQS10とも近い波形です。これに対して汎用の1N-4007とは明らかに違っています。
この結果から、一応、ファストリカバリダイオードらしいということが分かりました。安心して使っていいようです。
あと、Analog Discovery用に作った補助アンプは、スピーカーのインピーダンス測定では性能を発揮できませんでしたが、このような使い方ができるので、色々役立ちそうです。