さて、秋月で200円で売っているオペアンプは色々ありますが、今回は高速で使いにくそうなOP275を組み込んでみます。
chumoyアンプ用の基板に載せるのはそんなに時間がかからずに完成です。

音を聞いてみると、MUSES8920に較べるとハイ上がりですが、音の伸びと、音が前に出てくる感じはMUSES8920と似たような雰囲気があります。高評価を付けているwebページがあるのもなんとなく分かる感じがしました。
ついでに特性も測定してみました。

ここで不思議な現象というか、FRAplusの特性なのかもしれませんが、OP275のGainが4dBほど低く表示されています。オシロの波形はMUSES8920やNJM2114と差がないのですが、FRAplusでは低めに表示されていました。
あと、高速オペアンプなので周辺部品の組付けに工夫が必要なようです。今回使った基板と部品では、高域が若干不安定になっているようです。
1kHzの歪率特性も比較してみました。

MUSES8920とNJM2114に比較すると0.6V以上で飽和しており、早めにクリップするようです。オシロの波形を見るとプラス側が先にクリップしてしまうようです。
音的には少し魅力のあるオペアンプですが、低電圧で使うのは苦しいような印象がありました。