2018年07月22日

FRAplusアダプタ改悪バージョン

以前、FRAplusアダプターv4基板について書きましたが、それとは別にチップ部品を使う基板を作ってみました。「改悪バージョン」としたのは、チップ部品を使うことで製作できる人の制限がきつくなってしまったことと、1.91kΩというE96系の抵抗を使っているためです。
回路図を以下に示しますが、R4には1.91kΩを使うようにすることでVR1には100ΩBが使えます。この場合のボリューム位置はほぼセンターになるので、調整が楽になります。C7には12pFを入れており、高周波領域で2個のOPAMP出力が若干改善されるはずです。これらの値はSPICEのシミュレーションの結果を反映させたものです。
実際に組み立ててみた結果でもVR1はほぼセンター位置になりました。
Adapter72_47_201807-6.jpg

届いた基板です。
DSC_0486s.jpg

DSC_0488s.jpg

基板上には外部からの電源を供給できるコネクタと、Analog Discovery内部からの電源供給を切り替えるジャンパを付ています。LEDはプラスとマイナスの両方が確認できるようにチップLEDを2個載せています。これとは別に、オリジナルと同様にLEDを引き出せるようにもしています。またネジ穴を四隅に付けて、ケースに収めないで使用する場合の安定性を向上させてみました。
DSC_0477s.jpg

基板の裏側にはチップ部品が載っています。
DSC_0467s.jpg

改悪バージョンでFRAplusを校正し、自分自身の周波数特性を測定した結果と、この校正データをそのまま利用してv21aの基板で周波数特性を測定した結果を比較してみました。
v21a-改悪バージョン周波数特性比較_s.jpg

比較になっているかどうか微妙なところはありますが、とりあえず殆ど差はなく同じように使えそうです。
posted by lobs at 22:10| Comment(0) | 測定器

2018年07月14日

Analog Discovery用補助アンプv2

手作りアンプの会「三土会200回記念大会」に合わせて作ったLME49710を使ったAnalog Discovery用補助アンプですが、特性も安定性も良好でした。そこで、もう少し安定性を高めて周波数帯域も伸ばそうと思い、チップ部品を使うようにして基板を作ってみました。回路図は以下のようになります。出力段も少し出力を稼ぐため5パラにしてみました。
20180714_LME49710test_amp72_48.jpg

基板のgerberビューア図です。
top面側
20180714_LME49710_PCB_T.jpg

bottom面側
20180714_LME49710_PCB_B.jpg

届いた基板です。
DSC_0299s.jpg

安定性と周波数特性を向上させることを目的にして、botom面にはチップ抵抗、チップコンデンサをいくつか載せています。
DSC_0323s.jpg

組み立て途中のtop面側です。
DSC_0314s.jpg

基板のサイズは旧アンプと同じにしていますので、同じケースにそのまま納まります。
DSC_0345s.jpg

さて、新旧のアンプの周波数特性を比較してみました。新アンプではゲイン10倍の時は若干高周波数側に伸びた程度ですが、ゲイン1倍のときは1MHzまでほぼフラットになりました。
20180714LME49710testamp周波数s.jpg

LME49710のPspiceモデルでシミュレートしてみた時は、5倍くらい高域側に帯域が広がっているという結果だったのですが、実際はそこまで伸びていないようです。基板の作り方が悪いせいかもしれません。

歪率特性のグラフを見るとクリッピングポイントが5Vまで高まっており、5パラの効果が出ていました。
20180714LME49710歪率s.jpg

プリント基板で組むとチップ部品を楽に付けることができるので、特性を求める時は便利です。FusionPCBは安く作ることができるのでお勧めです。
posted by lobs at 09:31| Comment(0) | 測定器

2018年07月05日

FRAplusアダプターv4

miyaさん、ARITOさんが開発しているFRAplusとFRAplusアダプタを便利に使わせて頂いております。FRAplusアダプタv2.1を組み立てた時に、ハンダ吸い取り器の不調があって、部品、特にオペアンプを数回付け直していました。このため、新しい基板が欲しいなと思っていました。
また、高周波帯域まで使うのでチップ抵抗を使ったらどうなるのかなという興味があり、v2.1基板の改悪バージョンを企んでおりました。この基板がある程度形になったので、ARITOさんに了解を得ることも兼ねてメールしたところ、Analog Discovery2用のv4a基板があるとのこと・・・・・
回路的にはv2.1と同じということですので、自分でケースを作るのであればAnalog Discoveryでも使えるはずです。
さらに、幅が1mm短いだけで継子扱いされている可愛そうなプロトタイプv4ならば、皆に無料で配っていいよというご提案まで頂きました。
送って頂いたFRAplusアダプタv4基板です。
DSC_0290s.jpg

Analog Discovery2用に、コネクタが少し出ています。拡大してみると以下のようになります。
DSC_0295s.jpg

この基板を21日の三土会で配ろうと思います。Analog Discovery2あるいはAnalog Discoveryを持っていて、FRAplus基板を買い損ねた方は期待してください。
確実に入手したいという方は、事前に連絡を入れて頂いた方がいいかと思います。
posted by lobs at 22:01| Comment(2) | 測定器