2020年11月07日

15年前に作った無帰還アンプのリレー交換

友人U氏宅で稼働していた15年前に作ったアンプの調子が悪いという連絡がありました。音がビリビリ途切れるという現象だということで、リレーの劣化だろうと見当をつけ、交換することにしました。
YAMAHAのアンプのケースを利用しています。フロントパネルが曲がっていたのですが、修正してありました。
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裏パネルの出力端子は、ネジ式のものからバナナ端子に交換してありました。
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さて、このアンプはユニバーサル基板を使って作っています。リレーは、左端に見える黒っぽいものがそれです。
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もうちょっと拡大した写真です。真ん中下あたりにリレーが見えます。
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配線は長めにしてあり、基板を裏返して作業するときに邪魔になる配線はコネクタにしてあるので、作業はなんとか無事に終わりました。
左が接触不良になったOMRONのG4W-2212P-USーTV5、交換したものは松下のJC2aDです。リレーはG寺O和尚から提供して頂きました。
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交換して電源を入れてみると、無事、治っていることを確認できました。古いアンプの修理用にこのタイプのリレーは手元に持っているのですが、今後も必要になることがありそうです。
posted by lobs at 17:22| Comment(0) | 半導体無帰還アンプ

2020年01月04日

アキシャルリード抵抗をチップ抵抗に置き換えてみた

2015年に作った無帰還アンプ用基板は、アキシャルリード抵抗を使うようにしていました。このうち、抵抗を立てて実装する2.54mm間隔の部分は、1608のチップ抵抗を載せることができます。以前からチップ抵抗を実装したという話を聞いてはいました。
最近になって、U氏からT氏用に基板を作って欲しいという依頼がありましたので、熱的に問題のない部分で音質的に効果の大きそうな部分を中心にチップ抵抗に置き換えた基板を作ってみました。
アキシャルリード抵抗のうち、40個を置き換えできると考えて実装してみました。見た目の抵抗の数が減っているので組み上がった基板は部品の配置に余裕があるように見えます。
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入力部付近の拡大写真です。チップ抵抗の実装の状態が分かります。ホールの位置だとハンダを載せ難いので少しずらして取り付けています。
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基板はU氏依頼分と自分用のものを作りましたので、今使っているアンプの基板と載せ替えてみようと思っています。
posted by lobs at 10:12| Comment(0) | 半導体無帰還アンプ

2017年12月28日

Aさん用アンプ基板を載せ替え

2005年に半導体無帰還アンプの基板を設計したときに、Aさんが作ったアンプです。
左右が完全に独立していて、しかも左右の電源スイッチが別々にあるというこだわった設計になっています。ヒートシンクは、U氏から頂いたものをさらにAさんに譲って組み込んで頂きました。
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基板の部品の数は、最新版に較べるとだいぶ少ないです。
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基板を入替えた後の状況です。基板のサイズは同じにしていますのでそのまま取り付け出来ます。配線の長さが足りない部分は線を継ぎ足して納めました。
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右側のチャンネルは、1本だけ配線を継ぎ足しましたが、殆どそのまま納めることができました。結果として写真のようにすんなり納まっています。左チャンネルは逆に配線の長さが足りない部分が多くて、その分引き回しが長くなりましたが、無事納めることができました。
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交換後の基板が以下の写真になります。交換前の基板に較べると、部品の数がだいぶ違います。
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基板を交換した後に、調整をしました。基板単体で動作する所まで確認していましたので、特に問題なく動作しました。また、今回は反転入力側の直流帰還に使っているバイポーラケミコンに予め電圧を掛けて、リーク電流を低下させておきました。但し、調整がすんなり終わってしまったので、効果があったのかなかったのか不明でした。
明日、Mさん或いはOさんに一旦渡すことになっています。今回の基板は抵抗を変えてあるので、どの程度音が変わったか評価してもらいたいと思っています。
posted by lobs at 13:59| Comment(0) | 半導体無帰還アンプ