2020年07月24日

多出力定電圧電源を利用してみた

4月に購入した多出力定電圧電源ですが、なかなか出番がありませんでした。昨日になって、無帰還アンプを作った人のアンプの調整を行うことになり、やっと出番が来ました。
半導体アンプの場合は±電源が必要なことが多いので、定電圧電源は直列トラッキングモードで使うことが多いだろうと思います。しかし、調整するために使用する場合は、独立モードにしてプラス側、マイナス側の電流と電圧が表示されるようにした方が便利です。あと定電流モードに入る時の電流ですが、今回の場合は 出力段の石を壊さないように アイドリング電流の設定値よりも少し大き目のを0.3Aくらいにしておきます。
まず、電圧増幅段の調整を終えた後に、出力段に定電圧電源の出力を接続します。今までのようにスライダックを使った場合は、アイドリング電流を確認しながら徐々に電圧を上げて行きます。しかし、定電圧電源を使う場合は電流制限を掛けることができるので、電圧増幅段の電源を供給しておいて、いきなり出力段の電源を安定化電源から供給しても出力の石を壊す心配がありません。今回も、±5V程度をすぐに印加してみましたが、全く問題なく動作確認に入ることができました。
調整中の様子です。
DSC_2069s.jpg

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この状態でアイドリング電流を設定し、定電圧電源の出力を通常動作付近の±15Vくらいまで上げました。
今までですと、出力段の電源電圧を変えたときにアイドリング電流がどのくらい変化するか測定することが難しかったのですが、定電圧電源を使っているので簡単に調べることができます。
今回は、±5Vから±15Vのすることでアイドリング電流が約10%増加することが分かりました。

やっぱり、アンプの調整に定電圧電源があると作業性が格段に向上します。なんと言っても出力段の石を壊さないという安心感があります。定電圧電源の価格は高めですが、アンプの調整を行うことが多い人は一台持っていたらよい装置ではないかと思いました。
posted by lobs at 01:18| Comment(0) | 測定器
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