2021年05月04日

hakko T18-S4 と goot PX-60RT-S4

常用しているはんだゴテは、ヒータをPX-60Hに入れ替え、コテ先をPX-60RT-S4にして、自作の温調を接続しているCXR-31です。しかし自作である温調部分のサイズが大きいので持ち運び用には温度調節ができるようにしたgoot PX-238 1本にしていました。ところが、基板のメンテナンスする場合は部品を外すことがあり、はんだゴテが2本あったほうが便利です。
最近、メルカリでhakkoのFX-600が安く出ていたので持ち運び用に使えるかなと思い、買ってみました。
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FX-600を選んだ理由の一つが、コテ先にT18-S4があることです。S4タイプのコテ先は、熱が伝わり易いせいなのか大きな部品のはんだ付けや熱が逃げ易い部分のはんだ付けでもなんとか対応できます。また、先端が尖っているのでチップ部品のはんだ付けも楽にできます。
左側がPX-60RT-S4、右側がT18-S4です。
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ネットの情報によると、この両者は互換性があるようです。しかし、今までは比較できるはんだゴテがなかったので確認できていませんでした。今回、FX-600が入手できたので比較してみました。
コテ先の互換性で問題になるのがヒータ部分への収まり具合になります。この部分が大きく違っていると温調が効き難くなったり、熱容量が足りなくなったりします。
コテ先がヒータ先端部分を覆う長さ(hakkoだと固定パイプ、gootだとスペーサと呼んでいる部品の先端からヒータ先端までの長さ)を比べてみると、写真のように殆ど同じであることが分かりました。これであれば、問題なく使えそうです。
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S4タイプのコテ先が使えるはんだゴテを持ち運び用に使えるようになったので、荷物の量を減らせるし、作業も楽になりそうです。
posted by lobs at 07:47| Comment(0) | はんだごて