製造しているのはShanghai MCP Corpで中国のメーカーのようですが、販売代理店が、共立、マルツ、アズワン、Monotaroなどになっているので、信用してもよさそうです。また、企業で使う場合になると思いますが校正証明書も出してくれるようです。
これは、買わない手は無いということで買ってしまいました。
届いたM10-QR303に、8Ωの抵抗を接続してテストしている状態です。表示が独立しているので状態の確認が容易です。表示の精度は目安程度であれば問題無いのですが、8Ω負荷と出力電圧でそれらしい値が出ていて十分使えそうです。出力電圧の表示と手持ちのテスタの表示を比較してもほぼ同じ値になっていました。。

最初、左側の電流設定がゼロになっていることに気が付かずに電圧が出ないと焦りましたが、電流を上げていけばちゃんと定電圧で動作しました。
逆に定電流モードでも動作するということですので、例えば電流を0.2Aくらいにしておいて調整するアンプの出力段に接続するという使い方ができます。つまり、バイアス調整を間違えて大電流が流れるような状態でも0.2Aで制限され、電圧が下がってしまいますので 出力段のFET或いはトランジスタを壊すことが無くなります。

シリーズレギュレータの発熱を抑えるために、出力電圧に追従して電圧タップを切替えていると思われるリレーが見えます。この電源は、電圧を変えるとカチカチ音が出ていましたが、このリレーが動作したときの音のようです。

置き場所ですが、パソコンの近くがいいのでアンプの横に押し込みました。

我が家には不釣り合いな立派な電源ですが、これからちょくちょく役立つ場面がありそうです。