2023年05月27日

Nvidiaのオーディオドライバが悪さしていた

普段使っているパソコンのキーボードはSANWAの400-SKB060ですが、数ヶ月前から不調になってしまいました。パソコンが古いので、とうとう壊れたかと思いながらもなんとか使っていました。
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症状としては、時々入力を受け付けなくなったり、NUMキーが勝手にON-OFFを繰り返すものです。可能な範囲で、対応しようとしてみましたが、全く改善されませんでした。キーボードドライバを見ても、正常に動作しているようです。キーボードの故障の可能性もあるかと思い、他のキーボードと入れ替えてもNUMキーが勝手にON-OFFすることは変わらないので、パソコン本体の寿命だろうと思い、新しいパソコンを探したりしていました。
昨日、デバイスマネージャを見直していたら、キーボードではなくサウンド関係のデバイスの中にNvidiaのドライバが下の2つ入っていることに気が付きました。
NVIDIA High Definition Audio
NVIDIA Virtual Audio Device (Wave Extensible)(WDM)

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ビデオカードとディスプレイをHDMIケーブルで接続していたときに入ってきていたようです。このドライバを使うことは無いので無効に設定してみました。
そうしたら、キーボードの問題が解決してしまいました。結局、Nvidiaのドライバが悪さしていたようです。しかし、何故キーボードに影響するんでしょうね? 不思議です。
とりあえず、キーボードが普通に使えるようになったので、よしとしましょう。
posted by lobs at 14:16| Comment(0) | 日記

2022年12月30日

上野さん設計24bit R-2R DAC チップ抵抗版

だいぶ前に上野さんから24bit R-2R DAC基板を分けてもらい、マルチチャンネルシステムを組もうかと思っていたのですが、引っ越し、退職、就職など、身の回りで大きな変化があり、手つかずのままになっていました。最近、少し時間がとれるようになったので、±0.1%精度のチップ抵抗で組んでみようと部品を集めてみました。
0.1%精度の抵抗を選んだのは、お気楽オーディオキット資料館のマニュアルを見ると0.1%精度の抵抗を使えばMSB抵抗の調整が不要と書いてある( http://www.easyaudiokit.com/bekkan/manual/R-2RMK2Manual.pdf )ので、そのあたりも確認してみるためです。
私の場合は1.8kと3.6kで組んでいます。2.54mm間隔のリード線付き抵抗パターンにはんだ付けするので抵抗は、1608(0603)サイズを使用します。このサイズの抵抗が比較的安価に入手可能だったのはmouserでしたので、ここに発注しました。
基板に載せる部品は下図のようになります。上野さんのサイト( http://tomozon.sakura.ne.jp/DAC/74AC574_4para_DAC/ )からコピーした図に書き込んであります。
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あと、DAC出力に入っているコンデンサはPMLCAPの25V10μFがちょうど収まるので、それにしました。デジタル側の電源には、330μFのケミコンを追加し、その部分の0.1μFのコンデンサはチップコンデンサを裏側に貼り付けています。

MSB抵抗調整部分ですが、まず、3.57kΩ(±0.1%)+10Ω(±1%)+50Ω半固定抵抗で組んでみました。efuさんのwavegeneで1kHz、-90dB信号を入れ、ノイズが消えるように調整します。-90dBですと実質的に無音ですし、MSBとLSBの反転は起こるのでMSB調整抵抗のずれによるノイズが明確に聞こえます。この方法が楽だし、確実であるような気がします。
その結果、半固定抵抗の値が19.4Ω(右;和を採ると3.5994k 有効数字は無視)と19.1Ω(左;和を採ると3.5991k 有効数字は無視)付近になりました。ノイズが聞こえなくなる範囲は12回転型で2回転分くらいありますので、±4Ωくらいに収まればいいということになります。つまり、±0.1%精度の抵抗を使えば半固定抵抗によるMSB抵抗の調整が不要になるようです。でも、調整できないというのも これはこれで気になるので、半固定抵抗は入れることにします。
この結果を受けて、3.57kΩ(±0.1%)+22Ω(±1%)+[50Ω半固定抵抗と15Ω(±1%)をパラ]にしました。
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半固定抵抗とパラに抵抗を入れたのは、このようにすると調整したときにノイズの消えるポイントが より明確になるためです。

組み立てたときのMSB抵抗調整部分です。
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今まで使っていた基板と並べてみました。抵抗が見えなくなると、だいぶ印象が変わります。
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肝心の音ですが、基板を交換するのに時間が過ぎてしまっているので、あくまで感覚的になりますが、柔らかく分解能が増したような気がします。
posted by lobs at 10:31| Comment(0) | デジタル・オーディオ

2022年02月05日

WinUSB版 px4_drv

以前に書き込んだPX-W3U4ですが、その後、動作が安定しないという個体を入手していました。確かにPLEXの公式ドライバ、EDCB、TvTest、BonDriverの組み合わせだと安定しません。症状ですが、電源を入れて最初のうちは問題なく使えるのですが、EDCBで番組情報取得をしたりするなど、操作をしているうちにフリーズしてしまいます。一旦フリーズすると、USB、ACアダプタの12V電源を切ってやらないと復旧しません。ですから、いざという時の予備的な装置という位置付けにして仕舞い込んでありました。
話は題記の内容になりますが、最近になって、WinUSB版 Px4_drvが話題になっていることを知り、安定に動作している個体の方に導入してみました。ネットの情報によると、ブロックノイズが減り、安定に動作するようです。私の環境と安定動作している個体は、ブロックノイズが気になることはありません。しかし、少しでも安定に動作するならその方が良いだろうという考えです。但し、PX-W3U4内臓のカードリーダーが使えないようなので、大昔に買い込んであったSCR3310-NTTComを引っ張り出し、接続しています。
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使ってみると、私の環境ではPLEX公式のドライバと大差ないようですが、このまま使うことにしました。

使っているうちに思い出したのが不安定な方のPX-W3U4です。こちらの個体だとどうなるかを確認してみることにし、入れ替えてみました。入れ替えてみると以前のような不安定さは全く無く、普通に安定して使えます。
つまりは、PLEX製の公式ドライバが個体差に対応しきれていなかったようです。
posted by lobs at 08:55| Comment(0) | TVチューナー